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【若手・第二新卒編】転職活動における面接対策 ~面接の一般的な流れとその対策方法~

トピックス

社会人として数年の経験を得ての転職活動、マナーや立ち振る舞いにもそれなりの自信がついてきている時期かと思います。とはいえ、久々の面接・・・。普段のビジネスシーンと違う部分もありますので、必ずおさらいしてから面接に臨みましょう。

■対策していないと危ない!? 面接対策のポイント

面接では非常に限られた時間の中でアピールが必要です。例えば下記のような内容が必要になります。

・職務経歴書の内容を分かりやすく、かつ魅力的に伝える自己紹介
・応募先企業への志望動機や応募ポジションに求められるスキルと自身の経験との親和性についての説明
・応募先企業への質問

さらに上記を伝える中で、「表情は自然で明るいか」、「姿勢は良いか」、「面接官と目を合わせられているか」、などといった面接官に与える印象についても配慮が必要です。

恐らく多くの方にとって初見でそこまでの対応するのは難しいと感じられたのではないでしょうか。一発勝負の面接でこれらを行うにはあまりにリスクが高く、また、当日意識しすぎると余計にぎこちなくなり不自然な印象を与えることになりかねません。

皆様が面接官として同じレベルのスキルや経験をもつ応募者2人の面接を行う際、マナーが完璧であり質問にもスラスラ回答できる応募者とそうでない応募者がいた場合、あなたならどちらを採用するでしょうか。

皆様が面接でしっかり自分をアピールしてライバルに差をつけ、希望するポジションへの就業を実現するお力添えができるよう、中途採用の面接におけるマナーや流れ、複数回ある面接のそれぞれの目的について一般的な内容を紹介の上、どのように対策すべきか提案いたします。
※本稿での内容は一般的な情報であるため、応募する企業それぞれに特化した内容については弊社の担当コンサルタントにご確認下さい。

■面接のマナー・流れ

まず、面接の入退室時におけるマナーや、面接の一般的な流れ及び質問に対する回答について解説いたします。

◆面接の入退室時におけるマナー

面接ではマナーを意識しすぎて不自然になることがもっともマイナスの要素です。普段のビジネスシーンと同様にあなたが身につけてきたものが、自然に発揮されることがベストです。とはいえ、面接の流れに不安を感じてしまうのも心理的に良くないのでマナーを復習しておきましょう。

◇入室~着席

中途採用の面接では新卒採用とは異なり、案内担当者から先に面接室に通され面接官を待つケースが一般的です。本稿ではそのケースを例にマナーを解説いたします。

①案内担当者の後に続き面接室に移動し入室
②案内担当者から指定された座席に着席して待機
③面接官が入室したら立ち上がり挨拶
④面接官からの着席の合図に対し挨拶後お辞儀し着席

◇離席~退出

①面接終了後、御礼を述べてから離席
②荷物を持ち椅子を直した後退出

◆面接の一般的な流れ及び質問に対する回答

一般的に面接は自己紹介、転職理由、志望動機、雇用条件、応募者からの質問の流れで進みます。それぞれの質問に対し予想される面接官の意図や推奨される回答例について解説いたします。

◇自己紹介

【予想される面接官の意図】
基本的なビジネススキルがあるかを確認したい。

【推奨される回答方法】
職務経歴を簡潔(1~2分)に説明

【解説】
ビジネスの場においては一般的に物事を簡潔に説明することや、質問に対する受け答えが適格であることが求められます。したがって、ここで話す内容と職務経歴書に食い違いが発生しないよう注意する必要があり、また、転職理由や志望動機など、自己紹介とは関係のない内容まで話を広げないように注意する必要があります。

◇転職理由・志望動機

【予想される面接官の意図】
自社で長く働いてくれるかどうかを確認したい。

・転職理由:
【推奨される回答方法】
転職することにより何を実現したいかを説明する。

【解説】
転職理由は、初めから自身のキャリアについて明確なビジョンがある場合を除き、給料が上がらない、評価されない、残業が多い、人間関係が悪いなど、ネガティブな内容になりがちです。しかしながら、それらはこれから選考に臨む会社でも発生し得ることであるため、面接で話してしまうと同じ理由でやめてしまうのではないかと警戒されてしまいます。

・志望動機:
【推奨される回答方法】
その会社に対する思い入れをアピールする。

【解説】
会社に対する思い入れがある社員は簡単には退職しないことを面接官は経験的に理解しているため、応募先の企業に思い入れを感じさせる志望動機を準備すると印象がよくなります。
このような志望動機を作成するテクニックとして、自身と企業との共通点を軸に考えることが挙げられます。例えば、「自身のスキルと業界内における応募先企業の強みに一致する部分はあるか」、「転職で実現したいことと応募先企業のビジョンに近い部分はあるか」などで考えてみることが推奨されます。

◇これまでの経験やスキル

【予想される面接官の意図】
応募者が持つ経験やスキルと応募ポジションの業務との親和性を確認したい。

【推奨される回答方法】
これまでのスキルや経験が応募先ポジションでどのように生かせるのかをアピールする。

【解説】
これまで経験してきたことや習得したスキルについて、応募したポジションの業務に対しどのように活かせるのか、また、どのように活かしたいのかを具体的に説明することが求められます。したがって志望動機を考えるのと同様に、自身の経験・スキルと応募するポジションに求められるスキルの両方を深く掘り下げて考える必要があります。

◇応募者からの質問

【予想される面接官の意図】
自社に本当に興味があるのか、自社への志望度は高いのかを確認したい。

【推奨される回答方法】
転職エージェントなどの有識者に相談の上あらかじめ質問を準備し回答する。

【解説】
応募する業界や企業によって好まれる質問が存在し、それを面接の場で回答することが面接に臨む上でのテクニックのひとつとなっています。Webや書籍から収集することが困難な情報でもあるため、周囲に応募したい業界の方が居る場合はその方にヒアリングする、また、その業界に特化した転職エージェントなどに相談する事が推奨されます。※Luceはコンサル・金融業界に特化して転職支援を行っておりますので、これらの業界への転職をお考えの方は安心してご相談ください

■各面接の面接官と目的

一般的に選考では1次面接、2次面接、最終面接の3回の面接が行われることが一般的です。また、書類を提出してから面接を実施する前にカジュアル面談を導入している企業もあります。各面接では面接官や目的がそれぞれ異なるため、面接毎にその目的に合った準備をしておくことが必要です。下記に一般的な情報をまとめましたが、中には初回から役員面接を行っている企業も存在するため、弊社のコンサルタントに聞くなど選考に臨む企業それぞれについて情報を収集することをお勧めします。

◆1次面接

面接官: 現場担当者
目的: 人物及び基本的なビジネスマナーの確認
職務経歴書を軸とした経験・スキル・志望動機の確認

◆2次面接

面接官: 部門長クラス
目的: 応募先企業との親和性の確認
メンバーとの相性の確認

◆最終面接

面接官: 役員、社長
目的: 入社の意思確認
入社後のキャリアプランの確認

◆カジュアル面談

目的: 応募者側への情報提供
→ 応募者側がその会社の選考に進むかどうかを判断する
注意点: 初対面で良い印象を与えましょう
     面接と同様の振る舞いをしましょう

■面接対策

ここからは、第一志望の面接当日に上記の内容を完璧にこなすための対策をお伝えいたします。結論から申し上げますと、「練習」と「実践」を通じて面接スキルを向上させることが大切です。

◆練習

面接スキルを向上させるためには練習が必要です。準備した自己紹介・転職理由・志望動機などを自分の言葉落とし込むまで話す練習をする事は勿論ですが、可能であれば面接会場を再現した空間を用意し、入退室から受け答えに至るまで実際の面接の形式に添って練習する事が望ましいです。

また、面接ではその話の内容よりも第一印象が重要と言われるくらい、面接官に良い印象を与えることは大切な要素です。したがって、自身の面接の受け答えについて録画してチェックし、話し方や振る舞いを確認することも有効な手段です。

さらに、多くの方は転職活動を行う際に転職エージェントに相談すると思いますが、面接対策を無償で提供している場合がありますので、それを活用することも選択肢のひとつです。※当社では面接対策を無償で実施しておりますので、転職活動をされる際は是非ご相談下さい。

◆実践

練習だけで志望度の高い企業の面接を受けることについて不安があるかと思います。そこで挙げられるもう一つの面接対策は、練習したことを面接で実践することです。
これは、志望度の高い企業とそうでない企業の応募時期をずらして選考を受けることで実現できます。志望度の低い企業から順番に受けていくことにより、志望度の高い企業を受けるまでの間に面談スキルを向上させることができます。また、面接時に並行して筆記試験やWebテストを課している企業や、コンサルティング業界においてはケース面接や即興のプレゼンを求めてくる企業もあるため、志望度の高い企業が選考にこれらを導入している場合は、その対策に時間を割くこともできます。

■面接の心構え

最後に、面接に臨む際の心構えについてお伝えします。面接を受ける際に大切なことは、応募先企業の面接官は応募者を落とすために選考をしているわけではないということを認識しておくことです。企業毎に採用計画があり、また、募集を積極的に行っている企業については採用人数にノルマを設定している場合もあります。選考を通じ、「基本的なビジネスマナーが備わっている」「簡単には退職しない」「これまでの経験やスキルと応募ポジションとの間に親和性がある」という3点をクリアしていることが伝われば、面接官はその方をできる限り採用する方向で進めたいと考えています。
書類選考を通過したことは、これまでご自身で取り組んできたことが少なからず面接官から評価されていることを表しています。ですので、気負いすぎず、かつ、油断せず、自信を持って面接に臨みましょう。

■まとめ

【面接対策の必要性】一発勝負の状況で対策なしに面接を完璧にこなすことは難しく、ライバルに差をつけて希望のポジションを獲得するには事前準備が必要不可欠
【面接対策】志望度の高い企業を受ける前に練習や実践を通じて面接スキルを向上させること
【面接の心構え】面接官は応募者を落とすために選考をしているわけではないため、自信を持って面接に臨むことが大切

当社では基本的な面接に対するサポートは勿論、コンサル・金融業界特有の対策方法、各企業の面接官や想定質問など、様々な情報を提供し、皆様の転職をサポートいたします。コンサル・金融業界での転職をお考えの皆様は是非お気軽にご連絡下さい。

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